一昨年、某国立大学発のベンチャー企業によって、歯を冷凍保存させて、必要な時に移植するということが実用化されたという報道がされました。

私が思いますに、歯の移植がご専門の先生は、インプラントの欠点を、インプラントがご専門の先生は、歯の移植の欠点を述べられる傾向があるように思われます。勿論、まずは歯の移植で、最終手段としてインプラントにするのがいいとおっしゃる歯科医師も少なくないと思われます。

このような状況において、仮に今ある奥歯がどれかダメになった場合、すぐにインプラントで対応するのではなくて、まずは冷凍保存による移植で対応して、それがダメになったら最終手段として、インプラントにするといった方法でも大丈夫、もしくはこれが最も理想的な形と思われますが、ぜひお考えを頂きたく投稿させて頂きました。

やはり、抜歯するにも、入れるにも、骨の削り方とかが違うから、どちらか一方にしたほうがいいのでしょういか？それとも歯根膜の有無は決定的だから、将来の再生医療にかけて、金銭的余裕があれば、やってみるに値するでしょうか？

適材適所ではないでしょうか。ドナーサイドとレシピエントサイドの条件にもよると思いますが、適応がよければそれも良いのではないかと思われます。臨床では個体差もありますから、最終的には個別対応ということになるのではないでしょうか。