まず、折れた後の対応で、30分以内であれば、付く可能性があったのでは? という質問ですが、折れてから早い段階であれば、可能性はあります。 しかし、時間が全てではなく、折れた場所や神経の状態、折れた歯の保存状態、感染 等 さまざまな要因があります。
今回、神経を取り除くことになったということは、折れた場所がすでに神経にまで達していたか、折れた場所が深かった、神経がすでに感染していた 等が考えられます。
この場合には、神経を取り除き、被せ物を行うことになります。
もちろん神経を取らないにこしたことはありませんが、 状況によっては、どうしても神経を取らなければならない場合もあります。
今後の処置としては、まず、神経の治療を行うことと、仮歯の作製になります。
最終的な被せ物は、保険のものから、自費診療では、セラミック、ハイブリッドセラミック、オールセラミック等があります。
それぞれの違いは、インターネットで検索すれば、非常に細かいところまで分かりますが、8歳という年齢から考えれば、成長期であり、まだまだこれから歯列の移動もありますので、保険診療で行ったらいかがでしょうか? お子様が大きくなり、審美性等が気になるようであれば、保険以外の被せ物を選択される方が良いかと思います。
成長期ですので、被せ物を行わず、樹脂を詰め、経過を観察する場合もあります。
折れた歯の状況が正確に分からないため、具体的な治療回数等をお話するのは難しいのですが、1歯のみであれば、さほど治療回数はかからないと思われます。
次回来院された際に、担当医に具体的な治療方法と回数等を聞いてみた方が良いでしょう。
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