神経が死んでしまった場合、根の先に膿みが溜まります。 この膿みの大きさにもよりますが、始めの炎症が大きいと暫く痛みが続くこともあります。
また、開いていない神経があるのか? ということですが、 奥から3番目の神経は、基本的に2本です。 しかし、100%2本かというと そうでないこともあります。 奥から 3番目の歯の場合、大きな神経は2本ですが、その2本からは 木の根っこのように無数の非常に細い枝のような神経が伸びています。
現実問題として、そうした無数の根の先の神経を 全て取り除くことは不可能であり、場合にそうした神経が原因となって痛みが続くことがあります。
このような場合には、根の中に薬を入れ、痛みを減少させるようにします。
現在どのような状態であるかは正確には分かりませんが、 根の治療は不確定な部分が多くあり、痛み等の症状が長引くこともあります。
ご心配なようであれば、再度担当医に現在の状況を聞いてみて下さい。 そして、非常に難しい状況であり、現在の先生では治療が不可能であれば、歯内専門医を紹介してもらうと良いでしょう。
また、ずっと仮詰のままということはありません。 症状さえ落ち着けば最終的な薬を詰め、型を取ることになります。
もし、どのような治療法を行っても症状が改善しないようであれば、 場合により抜歯ということも考えられるかもしれませんが、まずは最大限できるかぎりの治療を行うことが重要と思います。
現在の担当医を信頼されているのであれば、ご遠慮せずに 今後のことを含め、ご相談されることが良いでしょう。
|