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神経を抜くか抜かないか
2014年3月25日(火)11:15:57相談者:かめ 【岐阜県】 女性 29歳
 前歯がしみるので、歯医者さんに行ったら「大丈夫です」と言われて、他に虫歯があったのでそちらを治療しました。
 その間も前歯が痛み、しみたりしていたので、行くたびに歯科衛生士さんにその旨を言いましたが、「大したことないから大丈夫」と言われ、なかったことにされていました。
 しかし、今年に入ってから、前歯のレントゲンを撮り、かなり進行していたらしく、神経を抜くことになりました。
 抜いても痛みがあり、お湯でもしみるようになり、その旨を先生に言ったら、隣の歯の神経も抜きましょう、と言われて困惑しています。
 10年来のお付き合いのある歯医者さんなのですが、まさか間違えたのでは?と疑心暗鬼になっています。
 神経を抜いたら色が変わる、とも言われて、前歯なので困惑しております。
 食べるたびにしみるので、神経を抜いたほうがいいとは思いますが、前歯だし色が変わるのは嫌だな、と決断できません。
 前歯がしみるときは神経を抜くしか方法はないのでしょうか?

Re:神経を抜くか抜かないか
2014年3月27日(木)17:10:03回答者:杉山 大船駅北口歯科
レントゲン等の状況が分かりませんので、正しい判断はできませんが、
神経をとった後でお湯でしみる歯があるとのことですので、
現在問題(痛みを感じる歯)となる歯は、
神経をとった隣の歯の可能性が高いです。
(実際にとなりなのか、2歯隣の歯なのかは、ご相談のみで判断はできません)
神経を取った歯は、しみたり、お湯 等で痛むことはないからです。
もし、神経を取った隣の歯が原因であった場合で、
神経を取る必要性があるかどうかは、
虫歯の大きさや、痛みの程度によって判断します。
一般的に歯がしみる原因には、
虫歯だけでなく、
知覚過敏症という状態もあります。
知覚過敏症がしみている原因であった場合には、
知覚過敏を軽減させるための薬を歯に塗ることで軽減する場合がありますが、100%ということではありません。
知覚過敏症が強く起こっている場合には、
虫歯が存在しなくても、神経へのダメージが大きいので
神経を取り除く治療が必要になる場合もあります。
また、一般的な神経のダメージ(症状)の順序として、
始めに冷たいもので痛む、
さらに症状が進行すると熱いもので痛みが生じる、
さらになにもしなくてもズキズキと痛む
というステップで進行します。
熱いもので痛むことが生じている場合には、
神経を取り除く必要性が高くなります。
しかし、実際に神経を取る必要性があるかどうかは、
先に説明しましたように
虫歯の大きさ、
痛みの程度
によって判断することになりますので、
虫歯がどの程度大きいのか?
もし、虫歯が存在しない状態であれば、痛みの原因が知覚過敏症であるのか?
それとも他の原因であるのか?
を判断することが必要です。
この点については、ご相談内容で診断することは不可能ですので、
担当医に直接痛みの原因を聞いてみると良いでしょう。
また、以前前歯がしみることを担当医に伝えた時に「大丈夫」と言われ、
その後レントゲンを取り、かなり進行していたとのことですが、
最初の段階でレントゲン等の診査はなかったのでしょうか?
見た目(肉眼的)に虫歯が分かることもありますが、
レントゲン撮影をしないと正確に虫歯の存在を判断できないケースもあるのも事実です。
また、被せ物や詰め物が装着されている歯の場合、
レントゲン撮影でも虫歯が発見できないケースもあるので、
しみる等の症状がある場合には、
口腔内所見 や レントゲン撮影だけでなく、
さまざまな状況をみて判断するのが通常です。
そのため、
どんな検査を行なったのか?
実際にどのような状態であったのか?
等がまったく分かりませんので、
「さまか間違えたのでは?」
というご質問にお答えすることは難しいのですが、
かめさんがご不安に思っていらっしゃることを
まず担当医に伝えることが良いでしょう。
以下のようなことを直接聞いてみて下さい。
始めに しみていた状況で本当にどこにも問題がなかったのか?
始めにしみていた時の原因は、虫歯であったのか?知覚過敏症であったのか?それとも他に原因があったのか?
その後神経を取ったのは、どうしてなのか?
進行していたということはどういうことであったのか?
進行していたことが始めの段階で分からなかったのか?
神経を取る理由はなんだったのか?
また、現在の状況についても同様です。
しみていたり、お湯でもみることの原因は、どの歯なのか?
なぜしみるのか?
虫歯なのか?
知覚過敏なのか?
それとも他の原因があるのか?
また、現在問題となっている歯(お湯でもしみる歯)の治療方法として、
神経を取ると言われているが他の対処方法はないのか?
等を聞いてみることが良いでしょう。
患者様ご自身が疑問や不安に思っている状態で治療を続けることは良いことではありません。
きちんと原因や治療内容について十分な理解をした上で治療を受けることが大切です。
また、神経を取らないにこしたことはありません。
神経を取った歯は、色が変色するだけでなく、
歯自体が脆くなり、将来的なリスクは高くなります。
しかし、こうしたことは患者様の希望で
神経を取る、取らないという判断をするのではありません。
神経を取る必要性がない状態であれば、
当然のことながら神経をとってはいけません。
しかし、神経を取るしか痛みを取り除くことができない場合 
等であれば、これはしかたがありません。
今回ご相談で記載されていました内容のみで、
神経を取る必要性があるのか?
という確定診断はできませんし、
「まさか間違えたのでは?」
ということについても
その妥当性を判断することもできませんので、
まずは担当医にきちんと聞いてみることが良いでしょう。




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