重度の歯周病 |
2008年3月13日(木)18:53:56相談者:あい 【群馬県】 女性 21歳 |
21歳になって、歯周病の本格的な治療をはじました。 今の段階で歯周ポケットは一番深くて6 骨の吸収もあります。
今綺麗に治療して、プラークコントロールをきちんとし、 定期的に歯科医院に通うことで、進行をとめ 今の段階を維持して努力しだいで おばあちゃんになるまで自分の歯を残すことは可能ですか?
歯医者さんにはまだ若いから大丈夫といわれ、安心しましたが 一方の歯科衛生士さんにはでは約束はできない
と言われ、もしかしたら10年後くらいには入れ歯なのかと 思うと不安でたまりません
努力と定期的に歯医者を訪れることで 100パーセントとはいわなくても おばあちゃんになるころまで歯を残せる可能性はありますか?
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回答
Re: |
2008年3月14日(金)09:24:31回答者:杉山
(大船駅北口歯科インプラントセンター) |
まず、現在の歯周病が噛み合わせ等による問題がないことを前提に話をさせていただきます。 歯周病のなる大きな原因は、プラーク(汚れ)の付着です。 簡単に言えば、歯ブラシが十分できずに、汚れが付着し、歯肉の境目(歯周病ポケット)に侵入した結果です。
現在、歯周病の治療を行い、歯肉の内部に侵入してしまった汚れ(歯周病細菌)を徹底して除去できれば、歯周病細菌による感染は止まります。 しかし、再度歯周病細菌の感染が起れば、歯周病が再発することも考えられます。 徹底したブラッシングを定期検査(メインテナンス)が重要になっていきます。
ただし、元々骨の吸収が非常に大きかった場合には、歯周病治療後も再発する可能性が高くなります。
歯科医師に、大丈夫と言われたのであれば、さほど骨の吸収は大きくないと思われます。 歯科衛生士に約束できないと言われたのは、その後のアフターケア次第で再発する可能性があります。 という意味だと思います。
どちらにせよ、現時点で歯を失わないようにするためには、徹底してブラッシングを行うことです。
歯周病を再発させない最も大切なポイントは徹底した歯ブラシです。
そして、定期的な管理(メインテナンス)です。 きちんとした管理ができれば、ご自身の歯で一生過ごす可能性は十分あります。
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Re: |
2008年3月14日(金)10:21:39返信者:あい
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回答ありがとうございます
多少の同様はあっても、指でおした際まだぐららしている歯がないということは、大きな骨の吸収はないと考えて大丈夫でしょうか?
また、歯周病が再発しても、そのつど治療していけば 進行は防げるのでしょうか? |
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回答
Re: |
2008年3月14日(金)10:26:48回答者:杉山
(大船駅北口歯科インプラントセンター) |
まず、現在の歯周病が噛み合わせ等による問題がないことを前提に話をさせていただきます。 歯周病のなる大きな原因は、プラーク(汚れ)の付着です。 簡単に言えば、歯ブラシが十分できずに、汚れが付着し、歯周病細菌が歯肉の境目(歯周病ポケット)に侵入した結果です。
現在、歯周病の治療を行い、歯肉の内部に侵入してしまった汚れ(歯周病細菌)を徹底して除去できれば、歯周病細菌による感染は止まります。 しかし、再度歯周病細菌の感染が起れば、歯周病が再発することも考えられます。 徹底したブラッシングを定期検査(メインテナンス)が重要になっていきます。
ただし、元々骨の吸収が非常に大きかった場合には、歯周病治療後も再発する可能性が高くなります。
歯科医師に、大丈夫と言われたのであれば、さほど骨の吸収は大きくないと思われます。 歯科衛生士に約束できないと言われたのは、その後のアフターケア次第で再発する可能性があります。 という意味だと思います。
どちらにせよ、現時点で歯を失わないようにするためには、徹底してブラッシングを行うことです。
歯周病を再発させない最も大切なポイントは徹底した歯ブラシです。
そして、定期的な管理(メインテナンス)です。 きちんとした管理ができれば、ご自身の歯で一生過ごす可能性は十分可能です。
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回答
Re: |
2008年3月14日(金)14:01:34回答者:杉山
(大船駅北口歯科インプラントセンター) |
動揺と骨吸収は必ず一致するわけではありません。 動揺がなくても、骨吸収が進行していることはあります。 実際に動揺に気がついた時にはすでに遅く、抜歯となることがあります。 自己判断による動揺状態で決めるのではなく、きちんとした検査を行い、問題が生じていれば、早期の対応が必要です。
また、歯周病が再発した場合、そのたびに治療を行えば大丈夫かということですが、 大丈夫ではありません。 歯周病が再発するということは、骨吸収も起るということです。 再発しないようにすることが大切です。 そのためには、定期的に検査(メインテナンス)を行い、再発しないようにすることと、もし、問題が生じて(再して)きた場合、 早期の対応が必要です。 とくに歯周病が進行している状態であれば、再発は大きな問題になります。 再発したら治療を行うのではなく、再発を起こさないことが最も大切です。
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Re: |
2008年3月14日(金)14:14:46返信者:あい
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毎日が不安でたまりません
定期的にメンテナンスをうけることで再発の予防は可能なんでしょうか?
また、努力すれば一生自分の歯で噛めるかどうか、 一度実際に先生にみていただけますか? |
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回答
Re: |
2008年3月14日(金)23:31:58回答者:杉山
(大船駅北口歯科インプラントセンター) |
メインテナンスを行うことは歯周病の予防に非常に効果的です。
現在の歯周病の治療が終了しましたら、是非メインテナンスを受けて下さい。
しかし、メインテナンスは通常数ヶ月に1回という間隔で行うものであり、それを受けていれば、100%ということではありません。
一番大切なのは、歯周病の治療を行い、その後のご自身の管理です。 ご自身の管理の中でも歯ブラシは大切なことの一つです。 歯ブラシをきちんと毎食後できるかどうかは重要なことです。 先程書きましたようにメインテナンスは、数ヶ月に1回の間隔で行うもので、毎日の歯ブラシがきちんとできていなければ、意味はありません。 例えば、高血圧や糖尿病の人に対して、定期的に病院に通院していれば絶対に大丈夫かということと同じです。 高血圧や糖尿病も生活習慣病ですから、毎日の食生活や運動、睡眠、等が大きなポイントになります。 歯周病も生活習慣病ですから、 メインテナンスだけに頼っていてはダメです。 まずは、毎日のケアーが重要です。
現在、歯周病の治療を行っているのであれば、徹底して治療を行うことが大切です。
そして、歯周病の状態が良くなったら、後は悪化しないようにその後の管理を行うことです。
私は歯周病の専門医ですので、歯周病の患者様を毎日診療していますが、重度の歯周病の患者様であっても、徹底した治療を行い、その後生活習慣を見直し、歯ブラシもがんばって行っていらしゃる患者様は 再発せずに維持されています。
しかし、喫煙や、生活習慣の乱れ、歯ブラシをきちんと行わないといったことがあると歯周病が再発してしまう方もいらしゃいます。
現在歯周病の治療を行っているのであれば、さほど心配はせず、 担当の先生の指示に治療を進めていくことが一番大切です。
その上で、歯ブラシを毎食後がんばる等の生活習慣をしっかりすれば心配はいりません。
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