神経を取り除いた後に痛みがある原因として、いくつかのことが考えられます。 まず、歯の中の神経は、非常に複雑な構造をしています。 そのため、部分的に神経の一部が残っている場合があります。 そうした場合に、痛みが続くことがあります。 また、神経は取り除いてあるが、治療による刺激が残る場合があります。 神経を取り除く治療を行う時に、『リーマー』という針金のような細い器具を用いて神経を取り除くのですが、この細い器具が根が先に触れることにより、刺激が伝わり、一時的に痛みが起ることがあります。
また、治療前に痛みが強かった場合、神経を取り除いた後でも、その炎症が残り、痛みが一時的に続くこともあります。
上記のように、神経を確実に取り除いても一時的に残る(続く)ことがあります。 しかし、このような痛みは、徐々に軽減していきますのでご心配されないで下さい。 痛みの程度は、状況により差はありますが、軽減していきます。 今回は、担当の先生が『最後の薬を詰めて、レントゲンを撮りましょう』ということになっているのであれば、神経が残っているという状態ではないと考えられます。 先程書きましたような状況が起っていると考えられます。 ご心配されないで下さい。
しかし、痛みが強かったり、続く場合には、担当医にそのことを伝えて下さい。 その場合、痛みを減少させるような薬を詰めます。
|