どのサイトをご覧になったか分からないのではっきりしたことは申し上げられせんが、通常は前者の「5年、10年と経過しても何も問題のなかった数字」を指していると思われます。その判断基準については、医院ごとに独自の判断基準で成功率を算出している可能性もあるので一概には言えませんが、一般学術的にはトロント会議(1998年)でのインプラントの国際会議で決められた成功基準を指標にしている場合が多いと思います。参考までに以下に記載しておきます。
トロント会議(1998年)でのインプラント成功基準
・インプラントは患者と歯科医師の両者が満足する機能的、審美的な上部構造をよく支持している ・インプラントに起因する痛み、不快感、知覚の変化、感染の兆候などがない ・臨床的に検査するとき、個々の連結されていないインプラントは動揺しない ・機能開始1年以降の経年的な1年ごとの垂直的曽吸収は平均0.2mm以下である
つまり、見た目にも満足なインプラント上部構造が、複数年経過後しても問題なく機能して使用できているということです。
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