入れ歯しか方法は無いのか。 |
2012年12月17日(月)10:16:02相談者:きぼうのき 【埼玉県】 女性 35歳 |
こんばんは。35歳主婦です。以前から疲れや生理前など体調がすぐれない時に右の奥歯3本(うち真ん中はブリッジ)の歯茎が腫れていました。余りにも腫れて痛いのでどうにかして欲しいと願い出たら、腫れている部分をメスで切り取られました。腫れと痛みはだいぶ落ち着いていたのですが、また1〜2年したら腫れだしました。強い痛みや沢山の出血は無いのですが、ずっと腫れている状態で、匂いが結構気になります。メスで手術してくれた歯科医師はすでに歯科医師をやめており、新しい歯医者に通っているのですが、そこでは多分歯の根っこが折れているから、痛みが出てきたら、抜歯した方がいいと言われ、すでに隣の歯にブリッジが入っているので、もうブリッジは使えないから、抜いた所は入れ歯にするしかないと言われました。お金も無いので、ネットで検索し保険適用のものを見たら、歯に掛ける金属みたいなものが笑うとばっちり見えてしまう画像を見て、入れ歯に踏み切れません。。ネットで調べると「3連」とか、「4連」とかのブリッジと書いてあるのですが、私はブリッジにする事は出来ないのでしょうか。ブリッジは銀色のだっらた保険ききますか。
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回答
Re:入れ歯しか方法は無いのか。 |
2012年12月17日(月)14:40:10回答者:杉山
(大船駅北口歯科) |
腫れが長く続きお辛いことと思います。 実際に口腔内の状態を見ていないので、抜歯が必要かどうかの判断は、今回のご質問のみでは判断することはできませんが、根が折れている場合には、抜歯が必要となります。 問題なのは、この折れている状態を長く放置してしまうことです。 折れている部分から感染が起こり、周囲の骨を吸収させてしまいます。 この骨吸収が周囲の歯へとおよぶと他の歯もダメになってしまうことがあります。 また、骨吸収が大きくなってから抜歯すると義歯も合いにくくなってしまいます。 もし、歯根破折しており、保存が難しいのであれば、 早急に抜歯された方が良いです。 歯根破折の状態を放置しても決して良くなることはありませんし、 悪化するだけです。 次に抜歯後にブリッジが適応されるかどうか? ということですが、 基本的にブリッジというのは、歯が欠損している部分の前後に歯が残っていないとできません。 ご質問の中では、どの歯が残っているのかが、正確に分かりませんので、ブリッジが適応されるのかどうかは判断できません。 想像するには、抜歯すると奥歯が2歯分なくなる状態と考えられますので、ブリッジは無理であると考えられます。 現在の担当医歯科医師も 「入れ歯にするしかない」 と言っていることからも義歯となると考えられます。 確かに保険の義歯は、金属製の金具がつきます。 どうしても審美的に問題であれば、保険は適応されませんが、 金属製の金具のない義歯もあります。 また、義歯を回避したいのであれば、これも保険は適応されませんが、インプラント治療という方法があります。 悩むことかもしれませんが、 先に説明しましたように 歯根破折しているのであれば、 抜歯せずにこのまま放置することは良くありません。 まず、早期に抜歯し、その後の治療方法について担当歯科医師と十分話し合ってみて下さい。 金属製の金具が見えるのか嫌だからといって悪い状態を放置しても なにも解決はしません。 悪い状態を放置すればするほど将来的にもっともっと大変な状態になってしまいます。 早めの対応が重要です。
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Re:入れ歯しか方法は無いのか。 |
2012年12月18日(火)15:08:29返信者:きぼうのき
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ご回答ありがとうございました。 説明不足で申し訳ありません。 右上の5番6番7番の歯茎が腫れていて、 6番はブリッジで本当の歯ではありません。 5番の根が折れているだろうと言われています。 5と6の2連でブリッジを4と7に引っ掛ける感じで 可能でしょうか? そのまま痛くなるまではいいと 担当医に言われたのですが、 杉山先生の説明を聞いて、やはり 放っておくのはやめようと思います。
4番にブリッジを掛け、銀色になってしまうのと、 4番に留め金(入れ歯の)がかかるのでは どちらが審美的にましでしょうか。 本当にお金が無いので、インプラントなどは 今の段階では選択肢にはありません。 将来、インプラントに出来たとして、 4番をブリッジに合うように削ってしまうのは ブリッジを外したら、形がおかしくなってしまいますでしょうか。それともそこまで目立つまでは 4番は削らないでしょうか?
お時間ある時で結構です。 お返事頂けましたら幸いです。 |
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回答
Re:入れ歯しか方法は無いのか。 |
2012年12月18日(火)21:13:54回答者:杉山
(大船駅北口歯科) |
上顎右側の6番が欠損で5番と一番奥の7番でブリッジを行なっているということですね。 そして、5番が歯根破折していることになるかと思います。 5番を抜歯すると2歯分が欠損します。 2歯欠損に対して、4番と7番でブリッジを行なうことは可能ですが、4番と7番の歯の状態がどれだけ良いか? ということが重要です。 基本的に歯が2歯分欠損している状態で、2歯分の歯を土台として、ブリッジを行なうことは、決して良いとは言えません。 単純にブリッジの土台となる歯には、通常の2倍の力の負担が加わることになります。 将来的には、このブリッジの土台となっている2歯もダメになること考えられます。 今回 5番の歯が歯根破折した理由として、 いくつかのことが考えられますが、 5番が神経がない歯であることと ブリッジとしていたため、負担が加わりダメになったと考えられます。 そう考えれば、2歯欠損に対して、4番と7番の2歯をブリッジの土台とした場合には、もっと噛む力の負担が強く起こりますので当然のことながらダメになっていく可能性が高いでしょう。 そう考えれば、ブリッジより、義歯の方が良いかと思います。 また、4番と7番でブリッジを行なうことは保険で可能ですが、 4番が完全に金属製になりますので、審美的には大きく問題が起こります。 まだ義歯の方が金具が部分的に見えるのみですので、ブリッジよりは審美性は良いでしょう。 ただし、義歯は非常に違和感があります。 義歯を使用できるかは、個人差があります。 また、将来的にインプラント治療を検討されている場合には、できるかぎり早急に抜歯しないといけません。 歯根破折の状態を長く放置すると骨吸収を起こします。 骨吸収が大きくなるとインプラント治療自体が難しくなります。 また、歯を失うと、骨吸収は進行しますので、 現在インプラント治療が可能な状態であったとしても 将来的にできない可能性もあります。 現在どの程度の骨吸収を起こしているのかは分かりませんので、 担当歯科医師に聞いてみて下さい。
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