歯根治療について |
2014年5月13日(火)09:10:54相談者:ichi 【大阪府】 男性 56歳 |
よろしくお願いします。左上5番の昔神経を取った歯の歯茎が腫れて2か月ほど通院し、今年1月に治療が終り差し歯にしています。一度差し歯の支柱が外れてやり直しをしてもらいました。それから4か月くらい経ちましたが、再度腫れが出ました。歯の近くがぷくっと丸く膨れて指で押したら薬の匂いがします。レントゲンをみて疑問に思ったのですが、歯の根の先端から2〜3mmくらい白いものが出ていて、さらにそのさきは溜まったように丸く映っていました。先生に聞いたところ薬だということでした。気になりネットで調べたら、歯の根部分は薬で塞ぐのが通常の治療と有りました。 私の歯茎の腫れや痛みはこれが原因ではないかと思っています。 この歯茎内に漏れている薬が原因なのか教えてください。
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回答
Re:歯根治療について |
2014年5月15日(木)22:13:30回答者:杉山貴志
(大船駅北口歯科) |
レントゲン所見等を直接みていないので、判断は難しいですが、 一度神経を取った歯で、歯の根の先に膿みが溜まっている状態の歯は、 再発率が高いのが現状です。 特に一度大きく腫れたような場合には、膿みが非常に大きく、 根の先に大量の細菌が存在していることになります。 こうした状態の歯の場合、根の治療を行っても100%その細菌を取り除くことが難しいことがあります。 そのため、再発することもあります。 また、神経のない歯は非常に脆く、通常の噛む力でも折れることがあります。 こうしたことを歯根破折と言います。 現在の腫れがどのようなことが原因で起こっているのかは、ご相談内容のみで判断することは難しいですが、 一般的に考えられることとして、上記の2つがあります。 またご質問にありました根の治療を行った後は、薬で塞ぐのが通常の治療とのことですが、そのとおりです。 こうした治療を根管充填と言います。 根管充填に使用する材質は、ガッタパーチャーポイントという材質で行うことが多いですが、その使用材質や使用方法 等はさまさまな考え方があるので、先生によっても違ってきます。 ただし、考え方としては、神経を取り除いた後は、神経があった空洞があくため、そのまま空洞のままにしていくと空洞の中で細菌が繁殖しやすくなるため、神経を取った空洞を埋める治療を行うのです。 これが根管充填という治療方法です。 今回のご質問のみでは、 そうした治療行為がどのように行われているのか? 膿みの大きさはどの程度であるのか? 歯根破折しているのか? 等がまったく分かりませんので、 現在の腫れ、痛みの原因を特定することは不可能となります。 最も確実な判断として、 治療を行った担当医になぜ再度腫れているのかを聞くことが良いでしょう。 治療を行った先生は、治療前の状況 等を含めて実際に状況の判断ができる状態です。 ご心配されず、まずは担当医に直接聞いてみて下さい。 また、どうしても他の歯科医師の意見を聞きたい場合には、 はやり検査をしませんと正しく判断することは難しいので、 セカンドオピニオンとして、他の歯科医院を受診し、意見を求めることも一つの方法です。
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Re:歯根治療について |
2014年5月16日(金)14:26:09返信者:ichi
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杉山先生、お忙しいところありがとうございました。 昨日2回目の治療に行きました。 おそらく菌のせいだろうとのことで、今度は支柱も外し薬を入れる治療をしました。歯根が2股に分かれている内側の方が薬を入れる際激痛がして、そこから膿が出たそうです。 飲み薬も飲んで1日経ち、腫れと痛みはほとんどなくなりました。 ヒビが入っていればとりあえず割れない措置がとれるそうですので、とにかく長期になっても細菌が完全になくなるよう治療を続けます。
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